ドリル・出来杉君   文字サイズ
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20090207
  好きを育てる


いくら子どものために,あれこれやらせたい(習得させたいこと:習い事,スポーツ,勉強,手伝いなど)と親が思っても 本人が嫌々やっていては,なかなか身に付かず,かえって嫌いになってしまったりするだけで効果がマイナスになってしまうことも あります.本来,本人の適正を見て得手を引き出し向上させることがもっとも良いとは思いますが,子どものうちは,本当の適正が わからない方が普通ですので,広くいろいろなことを経験させたいとも思います.そういう訳で,一般的に好きなことだけやらせる 訳でもないので,ついアレコレ言い過ぎてしまったり,カミナリ落としすぎてしまったり,ということもあります.

これって,会社のような組織でも全く同じで,組織のトップがある目標へ誘導したい場合に,口先だけではせいぜい並の成果でしょう. 山本五十六の言葉で,『やってみせ,言って聞かせて,させてみて,ほめてやらねば,人は動かじ』の名言があります. これは,表面上のやるマネ,口先だけ,では私の経験上ほとんど効果は無いと思います.トップが恒常的に実践をともなって,効果を 説き,平等にチャンスを与え,成果を正しく評価するということなんでしょうね.結局は,良くも悪くもトップ内面の方向性と強さが組織 全体としての成果に大きく影響すると思うんです.

これを一般的な家族にあてはめトップを親として考えても,遠からず言い得ていると思います.親がやりたくないようなことを, 子どもにやらせようとしても,反発があっても成果が出ることは少ないと思います.逆に発想を転換して親がやりたくなるようなこと, あるいは得意なことを子どもとともにやった場合には,親子ともに楽しい経験ができて,さらにその楽しさや効果を一緒に語り合い, そしてその結果(成果)は,”よく頑張ったね”などと評価することで,能力を充分に発揮できるようになるんじゃないかと思います.

まあしかし,理想に近いでしょうけど.そういえば,親なら思い出す子どもが離乳期のちょっと過ぎにいろいろ食べはじめるときに, いくら”おいしいから”と親が言っても離乳食を食べずに,親がおいしそうに食べているものをしきりに食べたがることってありましたよね. これって親が口先で”おいしいよ”と言うことにあまり興味無く,実際に親がしていること(食べていること)・感じていることに, 興味を持って楽しそう(おいしそう)であれば,実践したい(食べたい)という反射的行為だと思うんです.

これと近い発想で,ある程度子どもが小さいうちであれば親が・真剣に・楽しく取り組んでいることを,子どもは興味をそそられ易いと 思いますし,実践したいと考えやすい環境にあると言えると思います.このようにして,いったん興味を持ったことは,誰彼に言われず とも自発的に実行するようになります.(以前,子どもを読書好きにする方法でも,似たようなことを 書いていますので興味ある方は,ご参照ください).

このように面白さを共有できれば,最善ですね.子どもの中の好きという感情が膨らんでいると思います.

では,明日からぜひ数学を趣味に! というのは冗談です.そんなときは,数学好きの第三者(先生とか友人とか)に 任せるというのも手かもしれません



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