ドリル・出来杉君
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20100623

数の概念の教え方

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ご利用者からの声.紹介させていただきます.


【2010/06/22】
現在0から10までの足し算、引き算を勉強中です。 出来杉君で、練習問題を作成し、とても助かっております。 子供の計算方法ですが、簡単な計算は暗記で回答しています。そのため、数が大きくなると、計算出来ません。

数の概念を理解していないようです。 これでは、不安があるのでスタートに戻りたいと思っています。 現在学校の授業で、タイルを使って計算を教えています。 そこで、タイルを用いた足し算、引き算の計算問題の作成をお願いします。 初歩の初歩問題になってしまいますが、よろしくお願いします。


> 簡単な計算は暗記で回答

”暗記で回答”は簡単ではありませんので,練習量をこなした成果だと思います. 大人でも簡単な計算は,記憶から解答しますので優秀な方法だと思いますよ.

ご心配されている数の概念は,算数の最初に出てくる峠かもしれません.たとえば,234という数は,


  234=2×100+3×10+4


という数字のルールを,「100の束が2個,10の束が3・・・ 」という感じで説明するしかないのですが,この説明には,数を理解して いない子に対して,かけ算の概念と足し算の概念の理解を一度に求める必要があります.

そういう訳で,理解のハードルが子どもにとっては高いのです.逆に,足し引き算の段階では,数の概念を理解している子の方が 少ないような気がします.学年が上がってかけ算に進んでから,改めて数の概念を理解していっても遅くないようにも思います.



現時点では,数字の序列(1,2,3・・・99,100,101・・・199,200,201・・・)を覚える方が,大きな数のイメージがしやすくなると 思います.毎日,お風呂で100ずつ数えることを日課にしても良いと思います.たとえば,

  1日目:1〜100
  2日目:90〜200
  3日目:190〜300
   ・
   ・
   ・
  n日目:990〜1100

というように,数の範囲をずらして.



お風呂で覚えた数の序列を,当サイトのドリルでは,数列のドリル (等差数列[刻み1で]を選んでください)や数直線のドリルで確認できます. また,穴を埋めていく作業で,数の序列がどんどんわかっていくようになると思います.

仕上げは,数のドリルで100の束がいくつ,10の束がいくつ,・・・といったような, 位の概念の確認もできるようになっています.ので,いろいろ組み合わせてご利用いただく方法もあります.





[記事URL] http://dorilu.net/blog/?th=2010062300
カテゴリー:コラム(15)