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20090119
  算数の勉強法


前回,勉強の効率化についてこのブログでお話しました. 今回は,算数の勉強法についてです.算数は,漢字や地理のような暗記する部分は少なく,小学生のうちはおもに計算等の練習に重点を おかれています.それでも,中には数学的な思考の必要な問題も含まれることがあります.そのような,経験の無い問題にあたると とても時間がかかることがあります.

前回お話ししたように,ある程度の効率化によってお子さんの負担を軽減するということは,暗記部分には必要ですがこの数学的思考 を養うためには,一般的に効率化の方法は無いと思います.よく言う『数学に王道なし』ですね.そこで,親がサポートできることは 何だろうかという切り口で考えてみます.



算数数学は,将来様々な職業や生活に直接必要になる場合も多くありますが,社会に出て一度も使わないジャンルもかなりあるかも しれません.私は,エンジニアですので広い範囲の数学を,仕事で利用し応用しています.そういう職業を選べば数学を切ることは できません.

一般の生活でも,"これは困った!どうしよう" という感じで,まるで難しい算数問題のようにどう解いていいかわからないトラブルに 遭遇することもあります.このような対処法を一般にだれも教えませんのでどうにか自分で切り開くしか方法が無いわけです. 常に地味に,試行錯誤しながら進むしかないんですね.

たとえば忘れ物の多い子に,”忘れ物しないように!”と注意しても,持ち物リストを持たせても,周りの人たちが何か言ってみてもあまり 改善しないのは,本人に "これは困った!どうしよう" という問題提起がなされていないからなんですね.ですから,弁当忘れたり大恥 かいたりとか,本格的に困っての”自ら行動”でないと改善しない訳です.

これって算数・数学にもこれに通ずるところがあって,本人に

  "これは困った!どうしよう" という問題提起 + 試行錯誤

あるいは

  ”これはおもしろい!どう解こう”という興味 + 試行錯誤

こういう意識が本人の中に芽生えてこないと,スタートラインに立てないんです.



では,親として算数.数学に関して子どもにどうサポートするかという点ですが,このスタートラインに立つことをサポートするんです ね.できれば,算数の面白さを共有したりということがベストです.

通常,私たちが理解するのに,順を追って理解していきます.簡単な例として四則計算にたとえれば,ちょうどこんな感じです.


  足し算の理解 → 引き算
         → かけ算 → わり算



かけ算の基本が足し算で,わり算の基本が引き算・かけ算になっていますよね.だれもがこのようにステップを踏んで徐々に理解していく んですよね.ですから,つまずいている箇所が基本的なところであれ応用的なところであれ,その箇所の基礎になっている部分にちょっと 戻ってみて復習してみると,基礎部分の理解が弱かったことに気付き,さらに理解できるとその後も飛躍的に多くにことが理解できる ようになっていきます.

算数・数学ってこういう感じに理解を重ねていく学問なんですよね.ですから,親としてサポートしようと思えば,このステップを 飛び越えてしまうような,安直な解き方を単純に教えてしまう方法は,将来漠然と算数・数学がわからなくなってしまったりする 原因をつくることになります.もうすでに漠然と算数・数学がわからないという状態になっていたら相当前にさかのぼって理解を埋めていく他に, 方法はないのかなと思います.

で,わからない時にどうやって教えるのか?


  1.つまずきが基本的なことであれば,その基礎になっている部分にもどり理解・練習する
  2.つまずきが応用問題であれば,その基礎と応用問題の中間くらいのやさしい問題を練習する


直接こんな感じに教えることができないようであれば,お子さんに上の1,2を説明(まえに戻る勉強法)されても良いかもしれませんね.



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